畳割りと柱割り

古民家のモジュールには畳の寸法が全て同じで、柱間の寸法を変化させる畳割りと、柱間の寸法を固定して畳のサイズを調整する柱割りがあります。現在の住宅は全国ほぼ柱割りが採用されていますが昔は地域により別れていました。

一般的に関西では畳割りが多く、柱割りは関東が多かったようです。


境界線は曖昧ですが、飛騨、美濃、越中が畳割で、信州、越後は柱割りが多いようです。

大雑把に飛騨山脈が境界になっているようです。


畳割りは地方により寸法に特色があり、いわゆる京間の6.3尺×3.15尺畳が滋賀の中程まで分布している。

滋賀県でも彦根ぐらいになると、6.3尺と6尺の畳が混在している。


関西圏は京都を中心に6.3尺

美濃、尾張は6.3尺

飛騨、越中、加賀や能登は5.8尺×2.9尺

周防(山口県)、安芸は6.1尺

肥前は6.2尺



柱割りは、1間の巾が6尺が一般的で、遠州、駿河、信州、越後、江戸

東北地方へ行くと5.6尺〜6.5尺と一定していない様々なようである。